角川コミックス『余の名はズシオ』全巻をオクで購入
余の名はズシオ (4) (角川コミックス・エース)(イメージが出ねぇー)
作者はマンガ『瀬戸の花嫁』の木村太彦だが、オレは読んだこと無い。しかしここで『ズシオ』のコラマンガ見て、ズッキューーーンと来た!読みたい!否、読むしかない!!
しかしどこの本屋にも置いてない。6年前の作品だしなぁ。
マンガ喫茶とかでも良いかと思ったが、何度も読むなら高くてもオクだな!と全4巻セット&送料・手数料込みで1800円ちょい。
なんというかオレのマンガに対する固定概念がブチ壊されたマンガでした。
かつてオタ専門学校でマンガ描いたとき、マンガの定石というものを自分で決めてたんですよ。
- 最初に主人公の悩みor目的決めて〜
- キャラクターの名前紹介して〜
- ライバル登場して〜
とかそんな感じで。しかし『ズシオ』にはそれらを超越したオモシロさがありました!
しょせん、分析したところで、作者は感性のおもむくまま描いてたんだとは思います。計算で描いてはなかったと思います。
それでも分析してみると、まずボケのズシオに対してのツッコミ役ヒロインの名前が、2巻の終わりまで判明しない。しかも名前なくてもハイテンション&スピードで駆け抜けていくのでまったく不自由しないという・・・恐るべし!
登場人物も、説明なく不死身でトラブルメーカーズシオ、腐女子趣味連発の姉アンジュ、女だが男言葉のツッコミさえる少年A、2足歩行で乗馬が趣味の愛馬汁婆(しるば)、謎の肉喰ったズシオの腹から生まれたポヨ、棒化した元龍王風雷、その他新キャラの登場が全部強烈極まりない!一話一話見逃せないのだ!!
破天荒でメチャクチャでありながら、一話ごとに伏線や前振りして、ちゃんとまとめてる。(まとまってない時もある)
話の多くは旅の寄り道がメインで、山を駆け抜ける途中、地元走り屋チーム(ファンタジー世界なのに)と馬勝負になったり、王子の王都奪還の旅を諦めさせるべく、無料で船借りたら奴隷船で船長はホモだったりと、かなり破天荒!
最後に2巻冒頭のYOKOKUHENのあおりを。
夢!冒険!そして感動!!(何か・・・今何かが通り過ぎた・・・!!)
1巻でGETした仲間も絶好調!!
この旅の行方を見届けるのはもちろんアナタ!!
奴の名はズシオ!!奴の暴挙を
Don't miss it!(見逃すな!)