映画 逆境ナインDVD買いました

逆境ナイン 全力版 [DVD]

逆境ナイン 全力版 [DVD]

おれも・・・おれもバカになりてえ!
知らず知らずに自然と拳を握り締める、そんな映画。

原作は『燃える漫画家』島本和彦氏なんですが、この時点でオレには冷静にレビューできないッ
氏のマンガは、すべて帯びつき(初版)で買ってるほど大好きで、その辺を踏まえてこのレビューを読んでいただきたいッ!

  • 実写映画だと!?

さて今回の実写映画化だが、正直、『あれはマンガだから面白いんだよ。実写じゃダメダメ!』と思ってたんだが・・・浅はかでした。

むしろこれが完成形
原作での面白いが、少々本筋から外れるエピソードを削り、さらに時折みせる映画オリジナルのエピソードがまた面白い!
分かってる!監督は分かってらっしゃる!!某所では原作者、島本和彦との対談で『自分の方が原作者より逆境ナインを分かっている!!』と豪語しただけある!!(噂ですよ)

  • CG

CGがひんぱんに使われいるが、その使い方が並ではない。
(『並』というのは、実写映画でマンガでしかありえないアクションをCGで再現、飛んだり跳ねたりカメハメ波を飛ばしたりするアレ)

ようは、感情描写にCGを使いまくっているのだ!!
分かりやすく言うと、マンガで
『廃部だッ!!勝てない野球部は廃部だぁぁぁッ!!!』
というキャラの背景に、集中線(線が飛び散るようにいっぱい書いてある)があるのだが、それを実写映画でCGを使って再現しているのだ!!
違和感を感じるのは最初だけで、むしろ今までなぜだれもやらなかったのか!?というほど自然に映画に溶け込んでいる!(いや、驚いたときに風が吹いたりとか、よくあるけどね。レベルがね)

正直DVDを見るまでは、『あんなカッコイイ俳優、不屈闘志じゃねーよ!!』とか思ってたんですが・・・
彼は不屈闘志逆境ナインの主人公)です。『彼が』ではなく、『彼は』です!
恐ろしいほどにマッチしている!なんというか、外見ではなくオーラが!!

怒り、哀しみ、喜び・・・逆境を前にした、不敵な笑み。どれをとっても不屈闘志そのもの!!オレが保証する!!(だれ)

1回目は不屈闘志が全力で突き進みすぎて、横から見るとこっけいで笑ってしまいますが、2回目はその一心不乱、一生懸命、不運でもあきらめない、というよりむしろ!
「フッフッフ・・・来た!来やがった逆境が!!」
と、むしろ不運を楽しみにしてる「あきらめない、だけじゃない!」姿勢に、きっと惹かれると思いますよ!?