覚醒!ヘルきょうすけ

それはある一人のデュエリストの物語・・・(ぇ
A「ありがとうございましたw」
B「・・・ありがとうございました;」
A「いやー また1キル決まっちゃったね。3連続で!」
B「はは・・・もういい加減自重してくれよ?」
A「ごめんごめんw なんかB相手だと1キル決まりやすいんだよね〜」



あーあ、今日もまたAに1キルされた・・・でも運が無かっただけ、だよね?
最近、遊戯王が楽しく無いなぁ〜なんでだろ・・・

「お前は甘い」
!?
だれだお前は!
「オレはもう一人のお前・・・そう、ヘルきょうすけ!」
もう一人のボク!?

  • もう一人ボク(笑)

「オレは知っているぞ。キサマ『相手のコンボを阻止するカード』を意図的に減らしてるだろう?1キルや除外カード、特殊召喚封じなどだ」

それは・・・だって大会以外で、相手のコンボをじゃますると悪いだろう?

デッキ作成には金やトレードでカードを集め、デッキ構築に頭を悩ませ、何度もデュエルして改善していく・・・!
そんな一生懸命作られた様子を想像すると、とてもコンボを邪魔するカードは、入れられん!作った人に悪いだろう!?

「それで甘んじて1キルを喰らい続けるのか?」
まあ、フリーだし、良いだろう?大人の余裕、みたいな?w

「強がりを。お前は1キルを喰らいすぎたのだ。お前自身が一生懸命作ったデッキは、機能する前に幾度となく闇に葬むられた。だから貴様の労力は報われず、遊戯王に虚しさを覚え、オレが生まれたのだ」

お前は一体、何者なんだ!?
「オレはキサマの行き場の無い憤り、ストレスから生まれたもう一人のお前・・・『ヘルきょうすけ』!オレはもう負けたくない!オレは・・・オレは勝利のみをリスペクトする!!」
や、やめろ!Aだって本当は1キルは悪いと思ってるんだ・・・その証拠に、1キル後には、かならず「ゴメン」って・・・
「それはゴメンの後に『(笑)』が付いてるのだ』
ちょw!?
「本当に悪いと思うなら、1キルデッキを使い続けると思うか?」
そ、それは・・・!
「ヤツが大事に思っているのはキサマでは無い・・・ただ『1キルしたい』という自分自身が大事なのだ!」
う、うわああぁぁぁ!!!

  • 覚醒!ヘルきょうすけ

A「なんだい、またデュエルかい?w 何度も懲りないねぇ・・・じゃあまた1キルデッキで・・・」
B「キサマ・・・できているのだろうな?」
A「は?」
B「1キルを使うという事は、『逆に1キルされるかもしれない』という覚悟ができているんだろうな?」
A「何を言っている!?」
B「死ぬ覚悟が出来ているのかと言っているのだ!」

  • そして・・・

A「や、やめてくれ!『次元の裂け目』や『奈落の落とし穴』で除外するのは、もうやめてくれ!」
B「ほう『次元剣闘獣』はお気に召さなかったようだな。なら別デッキに変えてやろう」
A「ほ、ほんとうか!?」
B「次は『次元帝』だ」
A「同じ除外デッキじゃねぇか!」
B「その次は『クリスティアデッキ』その次は『弾圧魔デッキBF』だ。オレの対策デッキは百八式まであるぞ・・・」
A「かんべんしてくれ!こっちのコンボを邪魔するデッキばかり選んで!そんなデッキ使って楽しいのか!?」
B「甘いことを」
A「何!?」
B「キサマの1キルデッキも、相手に何もさせない点で同じだ」
A「・・・」
B「それに相手のデッキが嫌ならば『対策カード』を入れればいいだけの話だろう。除外には王宮の鉄壁1枚で十分だ」
A「そ、それは・・・それじゃコンボパーツが減って、1キル成功率が下がっちゃうし・・・」
B「ほう、コンボを邪魔するカードは使わないで欲しい、ただし自分は1キルデッキを使う、と。そんなワガママが通る思っているのか?・・・もっとも『もう一人のオレ』はそれを認めていた。そしてオレが出現したわけだ」
A「もう一人のオレ・・・!?何を言って」
B「ヤツは1キルデッキへの対策カードを何枚も想定していた。だが、使わなかったのだ。お前に楽しんでデュエルしてもらいたい、などと。バカとしか言いようが無い」
A「・・・」
B「やつに遊戯王は向いていない。そんな『手加減デッキ』で相手に勝利を譲り、自分自身の精神にダメージを受けるなど・・・勝利以上に大切なものなど存在しない!」

  • 勝利以上に

それは・・・違う!
B「お前は・・・」
A「そんな!きょうすけが、2人!?」(ぇ

勝利だけを求めたデュエルは、ほとんどのデッキを否定してしまう!
大会で活躍できるデッキ以外も、面白いデッキはいっぱいあるんだ!

B「わけの分からん事を。その面白いデッキとやらで、1キルは防げるか?」
防げない!
B「をい」
防げないが、同じくらいの強さのデッキ同士で闘えば、楽しめる!
B「楽しめる、だと?バカな、デュエルは勝利を求めるものだ。楽しむなどと・・・」
ならば問おう!ゲームは楽しむものではないのか?
B「・・・!」
楽しむ事より勝利を優先するのなら、なんの為にゲームしてるんだ!?
勝って何を得るのだ!
B「・・・ふん」
・・・?
B「1本取られたな。たしかに楽しむ事を忘れては本末転倒だ。だが忘れるな、もう一人のオレよ。キサマの心に行き場の無い怒りが溜まったとき、オレはまた現れる。・・・今まで通りな。」
ど、どういう事だ!?
B「かつてエアーマン&ゴーズ無制限時代・・・テーマデッキで負け続けたキサマは、1キル&死デッキで復讐した。サイバーダークデッキの天敵、グランモール&DDクロウが現れた時とき、キサマは魔デッキで復讐した。サイキックデッキで負け続け、緊急テレポート制限が掛かった時、お前はBFデッキに切り替え優勝を果たした」

そ、そんなに!?

B「人は自分に限界を感じたとき、呪うか、その限界を超えるのだ。いや、自分を呪うから限界を超えようとするのか?・・・オレはキサマの『闇人格』であると同時に、今を変えたいと願う、お前自身でもある」
ヘルきょうすけ・・・
B「対戦ゲームで『相手に楽しんでもらおう』などという甘い考えは、オレには理解できんが・・・そう願うお前を否定はすまい。その葛藤からオレは生まれたのだからな。だが忘れるな、相手もキサマのように甘いとは限らないぞ」
肝に命じておく。
B「話はそれたが、1キルデッキ相手にする時は遠慮はいらん。こっちも遠慮なく対策カードをぶちこめ。フリーでもサイドを用意しろ。さもないと、またオレが現れるぞ?オレはそれでも構わんがなw」

分かった・・・ありがとう、もう一人のボク!
正直言って1キルデッキをボコボコにしてくれてスカッとしたよ!妄想の中だけど、ありがとう!!
B「まあ闇人格っても、普通のデュエルしただけだしな」
なんか面白かったので、これからもブログにちょくちょく出てきてもいいよ。
B「考えておこう」

  • という、一人芝居!(ぇ

いや実際に先日、1キルデッキにボコボコにされたので、いい加減どうにかしたいと思っていた。
対策デッキ作るのも悪いし、かといってこれ以上1キルされると、デッキ作っても虚しさしか残らない・・・。

これはもう1キルに耐え続けるか、ガチガチの除外デッキで対策するかの2択しかないのか?

いや!もう一つ方法がある・・・オレの心の葛藤を『ヘルきょうすけ』という闇人格にしたて、ストーリー仕立て妄想小説を書き、この中で復讐しよう!(ぇ

どれくらい1キル嫌か書けば、スッキリするし。


『ヘルきょうすけ』は優しさとは無縁の、勝利のみを求める『ガチ思考』です。怒ってるわりに冷静沈着で凄みがありますね。
友人同士のデュエルとはいえ、遠慮しすぎは良くないです。あとフリーでもサイドは必要だと思う。(『アンデットワールド』とか相性次第で詰むし)

某遊星デッキは去年までは「ドリルウォリアー」だけだったので良かったんですが、今年に入ってから「トリシューラ」&「ジャンクデストロイヤー」の登場で、こちらのモンスターを攻撃せず『効果のみすべて除外&破壊』可能で、手札次第で『1〜2ターンで1キル可能』という恐ろしいデッキに仕上がっています。ガクブル。

もともと1キルデッキじゃなかったのに、強化してたらいつの間にか1キルになってたようで、悪気はなさそうです。
アニメの主人公が使ってるデッキなんですが、遊星さんはトリシューラ使わないしw

これはブログで大々的に取り上げて、クイックシンクロン&デブリドラゴンを制限に追い込むべきかも・・・!?
「お前は考える事がセコイ」
あ!へ、ヘルきょうすけさん!?
「そういう時は、デュエルでたたき潰せば良い。魔デッキ1枚で遊星デッキは壊滅だ」
さすがヘルさん!考え方が容赦(パ)ねぇっす!(という一人芝居)


まあ、接待プレイも過ぎると身が持ちませんね。
相手が強デッキなら強デッキ、ファンデッキならファンデッキで相手することにします。
今回の「闇人格との一人芝居」は中々楽しかったな。自虐的でスカッとするしw
またやるかも。